2016年4月、一人の男性が 命を閉じた。その83年の命の歴史のなかで おそらく 一度も経験したことのなかった大地震に遭遇しての出来事である。  被災家屋から 日記帳が見つかる。夫として、父として生きた日々に 50年近くの間 その日の出来事を簡潔に綴った その日記帳 ・・・ それは いつも同じ言葉で締めくくられていた。
「今日も すてきな 一日だった」 ・・・

この記事は ある地方新聞で見つけたものなのですが、激しく 心を揺さぶられました。

決まって綴られている この最後の一行に、「今日も 最善を尽くしたな」「やることはやったな」「少し残したことが有るけど 明日 倍 頑張るぞ」「みんなが元気でうれしいな」などなど ・・・ 書かれていない 数多くの言葉と 温かい思いが 感じられるからです。

いろいろな感情を この一行に託して 一日を終える ・・・  「最善を尽くして生き抜き」「美しく老いる」ことのできた人だけにできる 奇跡のような エピソード・・・

私もまた、「今日」を 丁寧に しっかりと 生きたい ・・・ と強く感じました。

このブログも 丁寧に 書き進めていきたいと 思います。

 

2016年5月  プロフィールに代えて  kei